オフィスや店舗などは、建物の規模や用途、その土地の気象条件などによって
空調方式はさまざまなパターンがあります。
床面積が3000㎡以上(学校の場合は8000㎡以上)の場合ですと
ビル管法によって室内空気の環境基準が定められていますので
そのルールを守り、適切な空調設備を取り入れなければなりません。
空調方式は、まずはじめに「中央方式」と「分散方式」
大きくふたつに分類されています。
「中央方式」は熱源機器を地下や屋上の機械室など
一ヵ所に集約して設置し各室に冷温風や外気を送り込む方式です。
いっぽう「分散方式」は、熱源を各階またはゾーンごとに分散して設置する方式となっています。
次に、それぞれの方式で、熱媒をどのようにして運ぶのかによって
さらに細かく分類されます。わかりやすくまとめてみました。
【中央方式】
(熱媒を運ぶ方式には3通りがあります。)
1,空気供給方式(単一ダクト方式)
2,水供給方式(ファンコイルユニット方式)
3,水・空気併用供給方式(ダクト併用ファンコイルユニット方式)
【分散方式】
(熱媒を運ぶ方式は1通りですが、2つのタイプがあります。)
1,冷媒供給方式(パッケージユニット方式/マルチユニット方式)