私たちが日々の暮らしで使う水やガスは
それぞれのパイプを通して供給されているわけですが、そのパイプを設置する工事を「配管工事」といいます。
当社「有限会社 東亜冷熱」が取り扱う空調設備の冷媒にも、配管が必要です。
配管工事は、パイプとパイプをつなぎ合わせるために、溶接を行いますが溶接にはいくつかの種類があります。
ここでは「アーク溶接」について
どのような作業をするのか、その内容を見ていくことにしましょう。
アーク溶接とは気体中の放電現象を利用して、金属同士をつなぎ合わせる溶接方法を言います。
溶接を行う時に青色の光を見たことはありませんか?
その光のことを「アーク」と言い、非常に強い光と高熱を発するのが特徴です。
アーク溶接には、その性質からさらに種類は7つに分かれます。
その種類と特徴をまとめました。
① 被覆アーク溶接
金属の棒の周りに「被覆」と呼ばれる保護材を巻いて溶接する方法
②ティグ溶接
電極棒に「タングステン」と呼ばれる消耗しない金属を使用して溶接する方法
③マグ溶接
シールドガスに不活性ガスと炭酸ガスを混合して溶接する方法
④ミグ溶接
シールドガスに不活性ガスのみを用いて溶接する方法
⑤セルフシールドアーク溶接
シールドガスを用いないで溶接をする方法
⑥ホットジェット溶接
ホットジェット溶接
⑦トーチろう付
ガストーチを用いて溶接する方法
全体的なメリットとデメリットを見ていくと、次のようにまとめられます。
【メリット】
・設備と装置が小型なので、安価で導入しやすい。
・被覆剤が溶融して発生するガスやスラグが母材を覆うため、シールド効果を得やすくなり、現場の環境悪化による影響を受けにくい。
・「手作業で行う」ことが被覆アーク溶接を行う前提なので、素材や構造に関わらず溶接が可能となる。
【デメリット】
・薄板の溶接には向いているものの、厚板の溶接には向いていない。
・作業者が作業することによって発生する一酸化炭素を吸わないようにするため、換気が必要。
・溶接時に飛散する微粒子が発生しやすいため、接合面の外観が悪くなりやすい。
・作業は風の影響を受けやすくなってしまう。
アーク溶接の仕事をするには、 「アーク溶接作業者」という国家資格を取得する必要があります。
資格は、指定された特別教育を受けることで取得することが可能ですが
「対象材料」と「溶接方法」によって細かく種類が分かれていますので目的にあった資格の取得を目指すようにしましょう。
東亜冷熱は東京・埼玉を中心に空調設備工事、冷媒配管工事、業務用エアコン工事を行っております。
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